将棋は指すだけじゃない!?観ることを楽しむ将棋ファン、観る将とは?

2018年10月14日趣味

将棋

観る将とは?

観る将」という言葉を聞いたことはありますか?
観る将とは将棋を指さないで、観る将棋ファンのことをいいます。
観る将は将棋を観ることを楽しんでいます。
観る将に対して将棋を指すファンを指す将と呼ぶそうです。

ここ数年、話題になることが多かった将棋界ですが、将棋というと難しく堅苦しいイメージを持っている方が多いかもしれません。
実際、将棋を始めて強くなろうと思うと覚えることが多いなど難しいことは事実です。
しかし、観る将の棋力(将棋の強さ)は様々です。
強い方もいれば、駒の動かし方などの基本的なルールが分かる人、将棋のルールがほとんど分からない人もいるそうです。

私個人の考えでは、指す将に比べて気軽な気持ちで始められるというのが観る将の魅力の1つだと思います。
私自身も以前は将棋を指すことを楽しんでいました(全く強くありません)。
しかし、現在は集中力がなく頭痛がするので指す将はお休み中で、ほぼ観る将という状態になっています。
将棋に少し興味はあるけどなんとなく始める勇気がない方は、とりあえず気軽に観る将から始めてみてはいかがでしょうか。

観る将が増えた理由はネット中継

近年、観る将が増えたと言われていますが、その理由の1つは間違いなくネット中継でしょう。
多くの対局(対戦)がネット中継されるようになり、対局を観られる機会が増えました。
タイトル戦や注目されている対局がほぼ中継されています。

ネット中継は将棋プレミアム、ニコニコ生放送、AbemaTVで観られます。
1つずつ簡単に紹介します。

将棋プレミアム

会員登録(有料)必要。
有料だが、中継している対局数は1番多いと思う。1day会員など5つの会員コースから選べる。
将棋プレミアム

ニコニコ生放送

ログインなしで視聴可能。
コメント投稿は会員登録(一般会員:無料、プレミアム会員:有料)が必要。
一般会員は視聴者数が多いと追い出される可能性があり。
ネット中継の他にイベント中継や棋士たちが出演する企画の放送もある。
解説者・聞き手からコメントが拾われることもある。
コメントの雰囲気は棋力が高い人がやや多い気がする。ニコ生特有のノリがあり。コメントを楽しみたい人でニコ生のノリが許容できるならおすすめ。
ニコニコ生放送
ニコニコ将棋チャンネル(運営)

AbemaTV

会員登録不要。
ニコニコ生放送より画質が良く、追い出しがない。
独自の非公式戦を開催することあり。
コメントの雰囲気は棋力が低めの観る将が多い気がする。
AbemaTV 将棋チャンネル

ニコニコ生放送、AbemaTVのコメントの雰囲気について触れましたが、あくまで個人の感想です。
対局毎に雰囲気は変わるのでどちらも一度試してみることをおすすめします。

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将棋を観て何が楽しいのか?どこを観ているのか?

それでは、何が楽しくて観る将達は将棋を観ているのでしょうか?
実は観る将の方それぞれに楽しみにしているポイントが違います。
そのポイントについていくつか紹介します。

食事

タイトル戦での食事は対局場の旅館やホテルなどのメニューから用意されます。
その地方ならではのものを対局者が選ぶこともあります。
そのほかの対局では将棋会館の近くの店から注文しています。
いつも美味しそうで、写真を見ているとお腹が空きます。
棋士じゃなくてもそのお店に行ったら同じものを食べられます。私は行ったことがないのでいつか行ってみたいです。
タイトル戦ではおやつの時間がありますし、タイトル戦やそのほかの対局でお菓子を持参している棋士もいます。
棋士の食の好みがなんとなく分かってきます。
この先生といえばこのメニュー、というような将棋ファンの間では有名なパターンもいくつかあります。

それから、将棋と食にスポットを当てた漫画「将棋めし」という漫画もあるので、良かったら読んでみてください。

ファッション

タイトル戦はほとんど場合、和服。そのほかの対局ではほとんどの場合、スーツで対局します。
スーツもかっこいいんですが、和服だとより風格がありますね。
和服はスーツに比べて、見れる機会が少ないのでタイトル戦挑戦者がタイトル戦初登場だった場合は特に注目されている気がします。
実際に棋士の中にはお洒落で着る物にこだわりがある先生もいらっしゃいます。

対局姿勢

棋士によって対局中の姿勢が違って癖があります。
動きが多い棋士、じっと座っていて動きが少ない棋士、重要な局面で前傾姿勢になる棋士など…。
その動きを見て対局者が考えていることを推察し、今後の展開を予想します。

解説者

棋力が低いと自分だけでは形勢がよく分からないので解説の先生のお力が必要です。
解説の仕方も棋士の先生それぞれで雰囲気が違います。
初心者でも分かりやすいようにかなり丁寧に解説してくださる棋士、面白いことを言って盛り上げてくださる棋士など様々です。
解説を聞いていると将棋が強くなった気がします。そう思うのは私だけかもしれませんが。

対局後インタビュー、感想戦

終局(対戦が終わる)後すぐにインタビュー、感想戦(対局の振り返り、検討を対局者同士がする)があります。
対局中に返事以外の言葉を対局者が発することはほとんどありません。
終局後、対局者の話を聞くことができます。
どの部分が良かった、悪かったと感じたのか率直な考えが聞けます。

いくつか挙げましたが、観る将は将棋内容よりも、視覚的、聴覚的な部分に重きを置いて楽しんでいる人が多い気がします

将棋が分からなくても楽しめるのか?観る将は指す将への入口?

?の雲

ルールをほとんど分かっていなくても楽しんでいる観る将の方はたくさんいるそうです。
駒の動かし方、相手の玉を詰ます(逃げ場をなくす)、敵陣に駒が入ると成って(駒を裏返して)動きが変わるなど、基本的なことが分かっているとより楽しめるかと思います。
解説者の話を聞いていると、さらに理解したい、強くなりたいという気持ちが芽生えてくるかと思います。
いつの間にか指す将になっているかもしれません。

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短時間で観たい方はNHK杯テレビ将棋トーナメントがおすすめ!

ネット中継をおすすめしましたが、プロの対局は数時間かかります。
棋戦によっては深夜までかかるということもあります。
なかなか時間が取れないという方は早指し棋戦がおすすめです。
その中でも特に「NHK杯テレビ将棋トーナメント」をおすすめします。
NHK杯テレビ将棋トーナメント
NHK杯はEテレで毎週日曜10:30~12:00に放送されています。
NHK杯は1時間30分の放送時間で対局開始から終局、感想戦(放送時間の関係で省略される可能性あり)が観れます。
時間に余裕があるようでしたら、1つ前の時間に放送されている将棋情報番組の「将棋フォーカス」(Eテレ 毎週日曜10:00~10:30)が放送されているので一緒に見てみてください。

まとめ

今回は「観る将」について私の個人的見解で紹介しました。

将棋に興味を持つきっかけは人それぞれです。
今は以前よりも将棋を見ることが容易になりました。
なんとなく興味がある方、趣味が欲しい方、なんとなく暇だなと思っている方など、まずは気軽に将棋を観てみてはいかがでしょうか。

おまけ 観る将、指す将以外の将棋ファン

あくまで私がネットで見たことがる将棋ファンの呼称です。

撮る将

棋士達を撮ることをメインにしている将棋ファン。
イベントに参加するなど棋士に会う方法はいくつかあります。
ただし、棋士を撮影する際はくれぐれもマナーに気をつけてください。

データ将

対局データをまとめる将棋ファン。
それぞれの棋士の対戦結果や戦型など多くの細かいデータを蓄積し分析している。そして、いろいろな観点からそれらをまとめている方々。
お金をもらっていいレベルでデータをまとめている方もちらほら。
知識が必要なのはもちろんのこと、よっぽど将棋のことが好きで熱意がないとなるのは難しいと思います。